またもや同僚に録画してもらった物です。
ノーカットフル版をタダで見れるなんてラッキー!
--------------------------
タイヨウのうた(WOWOW)の感想 ★★★☆☆_e0128069_13484717.gif
【ストーリー】
タイヨウのうた(WOWOW)の感想 ★★★☆☆_e0128069_16362931.gif
太陽の光にあたれない“XP(色素性乾皮症)”という病気の薫(演:YUI)は学校にも通えず、唯一の生きがいは夜の駅前広場で路上ライブをすることだった。そんなある日、彼女は孝治(演:塚本高史)という青年を見かけ、初恋を体験する。難病と戦いながらも、真っ直ぐに命を全うする少女の生き方を描いたストーリ。
薫は太陽が沈んだ頃から外に繰り出し、駅前でギターを片手に自ら創った歌を奏で、一方で太陽が昇る日中は部屋に閉じこもり、窓から外を眺める生活を繰り返していた。そんな時、窓から見えるバス停で孝治(演:塚本高史)を見かけるようになる。
男友達とふざけ合いをしながら、くったくのない笑顔を見せる孝治に、薫の目はいつしか釘付けに。いつもと同じようにギターを奏でていたある晩、偶然にも孝治を見かけ、おもわず追いかけ自己紹介をする。
それはまるで愛の告白のように。
タイヨウのうた(WOWOW)の感想 ★★★☆☆_e0128069_1357984.gif
【見どころ1】



タイヨウのうた(WOWOW)の感想 ★★★☆☆_e0128069_16362058.gif「XP」という難病を生まれながらに抱える少女薫が主人公と言うことで、病気や死への恐怖など一見、重たい内容をイメージさせられるが、映画を見てみるとほとんどそれらは感じさせないストーリー展開となっている。病気、死への恐怖。そこを掘り下げていったら、どこまでも暗くありがちなストーリーになっていっただろう。だからこそ、最後まで死について深く語らずに終わっっていった。この作品は死の悲しみではなく、「生きた証」が強く観る者の心に残る作品です。
タイヨウのうた(WOWOW)の感想 ★★★☆☆_e0128069_13502529.gif
【見どころ2】
薫を演じたYUIの歌は最高。ギター一本で横浜や駅前で歌うシーンは、かなり印象強い。やっぱり元々実際に駅前でパフォーマーをしていた歌手だな、と実感させられる。薫が亡くなった後にヒットチャートで急上昇してくのも納得です。
タイヨウのうた(WOWOW)の感想 ★★★☆☆_e0128069_13541433.gif
【感想】
タイヨウのうた(WOWOW)の感想 ★★★☆☆_e0128069_16361085.gifまず薫自身、「私、死ぬまで生きるって決めたんだから。」と言っているように、生まれたときから決められていた過酷な運命を受け入れ、それでも生きることへの希望に執着する姿が印象強く残った。
薫を支えるご両親(演:岸谷五朗・麻木久仁子)も薫にギターを買い与え、家に閉じ込めることなく、太陽が沈んでから昇るまでの薫の「時間」を、普通の少女と同じように有意義に使うことを公認している。このご両親だからこそ、薫は普通の女の子として生きられたんだと感じた。すばらしいご両親だ。

そんなタイヨウが沈んでから昇るまでの時間のなかで始まる薫の初恋。同時に薫の才能と生き方に魅せられた孝治との純なお付き合い、病気を知ってからの孝治の行動、全てが純なラブストーリーとして描かれてあった。これはあきらかに女性向のストーリーですね。

全体的には登場人物も少なく分りやすいストーリー展開。病気の辛さや薫を支える人々の苦しみなどよりも、恋する一人の少女の描写と共に生きる人々をクローズアップしている。しかし、「XP」という病気がどうして難病なのかという所、どういう症状が現れるのかなどが、あまりにもざっとしか描写されていない。あまり重く掘り下げてほしくは無いが、もう少し触れられなかったのかと感じた。(わがままですかね?)
そういう点ではストーリー的に、ちょっと浅いなと思わざる終えない感じをうけました。

また薫演じるYUIですが、ギターを構え歌いだすとまるで別人のように激しくなるのに、普段は結構なのほほん性格という演技?は多少なりとも違和感を感じます。まぁ、映画初主演を考慮すると、そう悪くはない演技だと思うけど。

終始純な少女漫画を見ている気持ちになりました。女性にはお薦めです。



ランキング参加してます。押していただけるとうれしぃ。